『かふぇおか通信』

つい先日、当店の神棚?に鎮座しましたのは、見初めたのは42年も前・・・自家焙煎珈琲店 吉祥寺『もか』由来…版画家「奥山儀八郎」の銅板【かうひい異名熟字一覧】です。『もか』の髭男モチーフの木彫り店看板や紙袋、店のマッチのデザイン版画は、店主 標 交紀(しめぎ ゆきとし)さんと懇意だった奥山儀八郎(1907~1981)の作でした。その逸品を、日光の『ちゃちゃはうす・珈紋』の打越さんから譲り受けて来ました。(お店は45年の歴史を経てこの5/5に閉店してしまいます。)
もう40年以上も昔、私が学生時代から足繁く通い詰めていた自家焙煎珈琲店が町田・玉川学園の『パレット』。店主 佐々木さんは、吉祥寺『もか』で修行された方で、珈琲について実に様々な事を私に教えてくれました。『もか』はもとより、銀座『カフェ・ド・ランブル』関口さん(現店主…林さん)や国立の『コーデアル』(現…三田のダフニ)櫻井さん…既にその当時から『焙煎の達人』と言われる方々の店にも通うよう指南もしてくれました。(林さん、櫻井さんには、今でもお世話になっています。)その『パレット』の店内に誇らしげに掲げられていたのが【かうひい異名熟字一覧】でした。珈琲に目覚めた…学生時代から憧れていた、自家焙煎珈琲屋 憧れの作品をようやく自分の店にも掲げることができました。